小説
監獄舎の殺人
東京創元社
あらすじ
明治五年、秋。京都の府立監獄舎、六角獄舎で毒殺事件が起きた。死亡したのは、かつて幕末の志士として活躍するも、のちに大逆の罪人となって死刑囚にまで身を窶した男。被害者は、まさに殺された日の夕刻に斬首が決まっていた。死刑執行を直前に、なぜ囚人は殺されたのか。新保博久・法月綸太郎・米澤穂信の三人が全員一致で受賞作に選んだ、本格ミステリの雄篇。第12回ミステリーズ!新人賞受賞作。(本電子書籍は『ミステリーズ! vol.73』(2015年10月初版発行)に掲載の同作品を電子書籍化したものです)
おすすめコメント
今年もやってきました。"斯界に新風を吹き込む、意気込みに溢れた推理短編"を募集する「ミステリーズ!新人賞」は、東京創元社主催の推理小説を対象とした公募新人賞。今回の第12回受賞作品『監獄舎の殺人』が電子書籍として登場です。ミステリ誌『ミステリーズ!』に掲載される本作品は、なんと審査員全員一致の受賞とのこと。監獄での毒殺事件、被害者である囚人はなぜ死刑執行前に殺されたのか…本格ミステリをぜひご堪能ください。