あらすじ

祇園宵山の京都で、誘い込まれた妖しい迷宮。夏までの既刊限定サークル「祇園祭司令部」に集まった学生たち。変人ぞろいの彼らが用意した大舞台、いったい何をたくらんでいるのか？(「宵山劇場」）。「祇園祭宵山法度」で現行犯逮捕。連れ去られた藤田の地獄めぐりがはじまった……(「宵山金魚」）。吃驚仰天の新世界！　６つの物語が交錯し妖しくつながっていく連作中篇集。

あらすじ

情報を奪い合い、エネルギーに関する技術を奪い合い…という設定は、現代においてタイムリーなもの。少々難解な部分はあるものの、人物描写やストーリー展開は秀逸で、読み進めるほどに引き込まれていきます。中盤から後半にかけてのめまぐるしい展開も必見。スケール感のあるスパイ活劇です。