小説
竜の柩(1)
高橋克彦 / 講談社
直木賞作家が描くSF大作、主人公が辿り着いた「龍」の正体とは
龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人(くきこうじん)たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。龍=ロケット、神=エイリアン。著者にしか辿り着けない圧倒的スケールの傑作。
booklistaオススメポイント
ミステリの新人賞・江戸川乱歩賞でデビューしながら、歴史ものや時代小説、ホラーやSFまで幅広く手掛けている高橋克彦。大河ドラマの原作になった『炎立つ』でもおなじみです。「龍=ロケット」という、荒唐無稽ともいえる発想を軸としながら、1つの物語としてまとめ上げるところは、さすがとしか言えません。 続巻は近日配信開始予定です。おたのしみに。