株式会社ブックリスタ(東京都港区)と株式会社幻冬舎(東京都渋谷区)は、電子書籍ストア「Reader Store」にて、直木賞作家の黒川博行氏による最新作『果鋭(かえい)』の独占配信を、7月1日(金)より開始しました。
「Reader Store」で黒川博行氏の最新作『果鋭』が読める!!
新聞の連載で大反響を呼んでいる長編小説『果鋭』。2014年、『破門』にて第151回直木賞を受賞した黒川博行氏の最新作です。電子書籍ストア「Reader Store」では、紙書籍の発売に先立ち、7月1日(金)より、毎週金曜に6週にわたって配信いたします。
また、大容量の無料試し読み版の配信や、黒川氏のインタビュー、黒川氏のサイン入りプレゼント企画なども実施予定。かつて大阪府警で相棒だった二人が競売屋の調査員となり、パチンコホールを舞台に描かれるエンターテインメント小説『果鋭』を、ぜひこの機会にお楽しみください。
『果鋭 1~6』
著者:黒川博行
出版社:幻冬舎
価格:
『果鋭 1』150円(税別)
『果鋭 2~6』250円(税別)
配信日:2016年7月1日(金)0:00より、毎週金曜配信
特集ページ:http://ebookstore.sony.jp/rd/?to_url=/kurokawa/article.html
あらすじ:
堀内信也、41歳。元々は大阪府警今里署でマル暴担当の刑事をしていた。暴力団との癒着や情報漏洩が監察にばれて依願退職。競売屋に拾われたが、ヤクザとトラブって腹と尻を刺されてしまう。生死の境を5日間さまよったのち、回復するも、座骨神経症による左下肢の運動障害が残る。歩行に杖が欠かせなくなった。シノギはなくなった。囲っていた愛人にも逃げられて独りになった。あとは転がり落ちる一方か。どこまで落ちても底がない――。
救ったのは今里署時代の相棒、伊達誠一だ。脅迫を受けたあるパチンコホールのオーナーから助けてほしいと頼まれたといい、堀内にも協力を求めてきた。「組みたいんや。相棒やろ」
堀内は立ち上がった。伊達とパチンコ業界に切り込んでいく。陰りが見えるとはいえ、まだ20兆産業と言われる業界には、暴力団、警察も入り乱れ、私腹を肥やそうとする輩が蠢いていた。堀内は己の再生を賭け、危険に身をさらしながら、金をかすめ取ろうとする。
現代の日本、そして私たちを映し出す、黒川博行の相棒小説が、ここに結実!!
黒川 博行 (くろかわ ひろゆき)
1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師をへて、83、84年「二度のお別れ」「雨に殺せば」で第1、2回サントリーミステリー大賞佳作、86年「キャッツアイころがった」で第4回サントリーミステリー大賞受賞。96年「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)受賞。2014年「破門」で第151回直木賞を受賞。著書に「疫病神」シリーズ、「悪果」シリーズ、『勁草』『後妻業』『落英』『大阪ばかぼんど』など多数。
権利表記について
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表紙画像:© 黒川博行/幻冬舎
著者写真:撮影/吉成大輔
イラスト:画/高橋雅博
※ “Reader”は、ソニー株式会社の登録商標です。