電子書籍関連事業を展開する株式会社ブックリスタ(東京都港区)は、大ヒット映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』のBlu-rayとDVDの発売を記念して、監督・脚本を手がけた宮藤官九郎ほか、映画制作にたずさわったアーティスト陣がその舞台裏を語ったインタビュー集の無料電子書籍を、12月7日(水)、ブックリスタの系列電子書籍ストアにて配信いたしました。
「胸を張って言います、僕はもう大好きです。こんな作品はもう二度と観られないと思う」(長瀬智也)
観客動員数110万超、興行収入約15億円の大ヒットを記録した、鬼才・宮藤官九郎の真骨頂にして前代未聞の映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』。唯一無二の世界観を魅せる“地獄の青春ロック映画”はどのようにして制作されたのか――? 長瀬智也や宮沢りえなど、豪華出演陣やスタッフが熱く語るメイキングも収録された『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』のBlu-rayとDVDが本日レンタル開始、そして12月14日に発売となります。
鬼才・宮藤官九郎ほか制作に尽力したアーティスト陣が語るインタビュー集を電子書籍で無料配信!!
あらゆる才能と技術が総動員された制作現場の舞台裏にスポットをあて、宮藤監督を含む3人のアーティスト、そして映画プロデューサーに思う存分語ってもらったインタビュー集を無料で配信!インタビュー集を読んでから映画を観ても、観てから読んでも、さらに映画をお楽しみいただけます。
■本書インタビュー ※一部抜粋
[宮藤官九郎(監督・脚本)インタビューより]
――画面の端にいる役者やエキストラの人まで見逃せない演技をしているところが、舞台をやってこられた宮藤監督ならではですよね。
宮藤 今回は意識して、演劇的な要素を取り入れた映画を撮ろうと思ったんです。これまで映画を撮るときは、演劇っぽい要素をできるだけ排除して映画を撮ってきた訳ですけど、でもそれをやっていても、ずっと映画を撮ってきた人にはかなわないなって思ったんです。 「これまでずっと演劇ばかりをやってきた自分だからこそ、映画に活かせる舞台の手法もあるんじゃない?」と思って、今回はそれをやってみたいなと思ったんですね。それで、地獄はオールセットにしたんです。
[向井秀徳(音楽)インタビューより]
――音楽が重要な役割をはたす宮藤作品にとって、もはやなくてはならない存在ですが、向井さんご自身はどのように感じられていますか。
向井 宮藤さんの作品に参加させてもらうと、自分では「ない」と思っていた引き出しが開いていく感覚があるんですよ。むしろ、強引に開けられると言いますかね。そこに必ず、発見があってね。これが楽しいんだな。
[桑島十和子(美術・地獄)インタビューより]
――今回の美術には日本映画の伝統みたいなものが、有形無形で受け継がれているようですね。
桑島 伝統を受け継ぐみたいなことは、正直、私はあまり意識していないんですよ。むしろ、この映画に一番合った美術を考えていったら、たまたま昔の手法に出会ったという方が、実情に近い気がする。使えるものは何でも使って新しい世界を造りたいと、いつも考えているので。
[山野晃(アシスタント・プロデューサー)インタビューより]
――宮藤監督の「役者やスタッフをノせていく」という点で、具体的に上手くハマったシーンなどはありますか?
山野 主題歌『TOO YOUNG TO DIE!』のレコーディングをした時に、長瀬(智也)さんがコーラスやセリフを重ねて自分でアレンジした音源を持って来られたんですよ。長瀬さんはレコーディング中も、どんどんアイディアを出されて、それに対しても監督は「いいね!」という反応でしたね。そうしたやりとりに触発されたのが桐谷(健太)さん。「俺、今思いついたことがあるんですけど、やってみていいですか?」と、その場で考えたラップ調のセリフを間奏の間に入れて、監督も爆笑で即採用!ということがありました。
■ 書籍情報
書名:映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』宮藤官九郎とその世界観を形にしたアーティストインタビュー集 宮藤官九郎(監督)、向井秀徳(音楽)、桑島十和子(美術<地獄>)
著者:株式会社ブックリスタ
編集制作:エンタメステーション、ブックリスタ
価格:無料
販売:電子書籍ストア「Reader Store」「ブックパス」
発売日:2016年12月7日(水)
内容:
鬼才・宮藤官九郎の真骨頂!
舞台裏を明かしたインタビュー集
2016年夏、観客動員数110万超、興行収入約15億円という大ヒットを記録した、鬼才・宮藤官九郎の映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』。長年に渡って舞台演出を手がけてきた宮藤官九郎だからこそ成しえた独特の演出手法で、唯一無二の世界観を魅せる“地獄の青春ロック映画”。奇想天外な設定から人間の普遍性を描き出すという“曲芸技”にして前代未聞の日本映画は、いかにして創り上げられたのかーー? 一流の俳優とアーティスト陣が一堂に会し、人智を越えた(?)才能と技術が総動員された制作現場の舞台裏を、宮藤監督含む3人のアーティスト、そして現場を見てきたプロデューサーが思う存分語り尽くしたインタビュー集。読んでから観ても、観てから読んでも映画を2倍楽しめること間違いなし。
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