成功の鍵は"徹底する”こと!?
すごい会社のすごい考え方
ユナイテッド・ブックス
2010.1.30
この本のあらすじ
任天堂、アップル、レゴ、グーグル、スターバックス、ディズニー、サムスン、IKEA。今をときめく世界的な「すごい会社」の背後には必ず、その会社ならではの「すごい考え方」があるものです。本書はそんな世界的なブランドを成功に導いた「すごい考え方」をあなたの仕事や人生に取り入れるための本です。
おすすめコメント
まずこのざっくりしたタイトルがよいですね。本書に登場する世界的な企業が成功した要因、スタイルはさまざまなのですが、どの企業にも共通しているのがとにかく「徹底的」であるということ。任天堂は“徹底的”に考え、スターバックスは“徹底的”に楽しみ、グーグルは“徹底的”に自由になることで、成功してきてたことがわかります。何かを徹底してやるというのはとても難しいことのように思いますが、随所に個人が普通の組織で成功する事例も混ぜられていて、特殊な人たちの特殊な出来事ではなく、考え方を変えるだけで誰でも真似できると思わせてくれるところが素敵です。
会議はデート、企画書はラブレター
ビジネスは恋愛だと思えばうまくいく!
実業之日本社
2015.1.29
この本のあらすじ
恋が生み出すエネルギーは無限大です。それをビジネスに役立てたとき、あなたは見たことがない力を発揮するはずです。さあ、会議という名のデートに出かけよう! さあ、企画書という名のラブレターを書こう! さあ、上司という名の恋人を笑顔に変えよう! そして、仕事も恋も成功も手に入れましょう。
おすすめコメント
恋をしているときには底知れぬ力が発揮できるものですよね。少し考え方を変えて、ビジネスだって取引相手やお客さんとの恋愛だと思って取り組むと、思いもよらぬ成果がでたりもするし、なにより仕事がずっと楽しいものに変わるというのが本書のメッセージです。仕事も恋愛も、根っこの部分は人と人とのコミュニケーションという意味では同じ。どれだけ真剣に相手のことを考えることができるかがうまくいく秘訣のようですね。
寓話からビジネスを考える
ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2012.8,10
この本のあらすじ
ビジネス界には「寓話」が数多くある。ビジネスの要諦や視点といったものを短いストーリーで比喩的に表現したものだが、暗黙知を含めて、なかなか短い言葉でいい当てることができないものを体験的かつ感覚的に理解できることから、プレゼンテーションやマネジメント、セールスコミュニケーションといったビジネスシーンはもちろん、人材育成の場などでも、折にふれて引用されている。
おすすめコメント
短いストーリーで楽しみながらビジネスに大切なことが学べる寓話集です。取り上げられている寓話は100年以上前のものから、比較的新しいものまでさまざまですが、著者が寓話の選別にあたってその話が単体として面白いという点を最優先したと語っているだけあって、確かに面白いものがたくさん収録されています。一応、各寓話に著者の解説もついているのですが、抽象度を高くすることによって普遍性を獲得し物事の本質に迫るのが寓話のよいところなので、お話の解釈は人それぞれで良いのではないでしょうか。ちょっとした時間に読めて、思いもよらない大きな気づきを与えてくれる良書です。
いまこそ読むべきベストセラー
チーズはどこへ消えた?
扶桑社
2000.11.30
この本のあらすじ
この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく!迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。ところがある日、そのチーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を…。大手トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。状況変化への対応を説いたビジネス書として、人生のいろいろな局面を象徴した生き方の本として多くの人に読まれています。アナタの人生は確実に変わる!
おすすめコメント
本書のタイトルを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。2匹のネズミと2人の小人を主人公とした寓話で、アメリカと日本で300万部を超えるベストセラーとなった本書。「自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる」「変わらなければ破滅することになる」「新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる」といった金言が溢れ、読者を優しく奮い立たせてくれる名著です。従来のやり方が通用しなくなり根本的な変化が求めらてれるいまこそ是非!
いかがでしたでしょうか。僕のイチオシは『すごい会社のすごい考え方』です。先日惜しまれながらこの世を去った任天堂の岩田社長がいかに傑出した人物であったかがわかります。さて次週は「【2015年上半期】BOOK TRUCK的ベストコミック」をお送りいたします。どうぞお楽しみに!