仕事をするのは何のため?
仕事。
集英社
2014.9.29
この本のあらすじ
「私と同じ年の頃、何をしていましたか?」 川村元気が、12人から聞いた「仕事がしたくなる」唯一無二の仕事術。大人になってからのほとんどの時間、僕らは仕事をしている。だとしたら僕は人生を楽しくするための仕事がしたい。そこで仕事で世界を面白くしてきた12人に訊ねた。山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本總、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一。彼らが僕と同じ年の頃、何を想い、何を考え、どう働いていたのかを。
おすすめコメント
各界で大活躍中の超豪華な12人が、自身の「仕事」に対する考え方を真摯に語りつくしています。さすがにその道を極めた方々の言葉には強い説得力があり、なるほどなぁと仕事に対してモヤモヤしていた気持ちをすっと楽にしてくれます。しかし本書で語られる彼らの仕事のやり方、考え方は十人十色!仕事の仕方に決まった正解などなく、自分なりのやり方を確立することが最も重要という、著者からの強いメッセージのように思えます。それぞれ仕事の仕方は様々なれど、誰もがとても楽しそうに働いていて、その様子を見ているとこちらも猛烈に「ああ、仕事がしたい!」という気持ちになってきます。
いま注目の「マインドフルネス」を徹底解剖
マインドフル・ワーク 「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える
NHK出版
2015.5.26
この本のあらすじ
ストレスを減らし、集中力を高め、思いやりの心を育む――今、ビジネスリーダーがこぞって取り組み、最新科学がその効果を後押しする「マインドフルネス革命」とは? 全米が大注目する心のエクササイズ=「マインドフルネス」が、多忙な情報社会を生きるあなたの働き方とビジネスを根本から変えていく!
おすすめコメント
スティーブ・ジョブズが禅を愛好していたのは有名な話ですが、人が持っている能力を存分に発揮するためには、「体の状態」と同様に「心の状態」が健全であることが非常に重要なのは言うまでもありません。いま世界をリードする企業の多くが注目している「マインドフルネス(瞑想)」とは、最新科学を駆使して心の状態を健全に保つための取り組みです。本書は実際にマインドフルネスを取り入れている企業や研究機関などを訪れ、科学的、統計的にどのような効果があるかを検証したルポルタージュで、「ニューヨーク・タイムズ」の記者も務める著者の骨太の文章は大変読み応えがあります。いま流行りのマインドフルネスに興味がある方にオススメの一冊です。
仕事を楽しむ最強のメソッド
楽しい仕事はない。だから楽しくやる
PHP研究所
2014.4.30
この本のあらすじ
「仕事がつまらない」と悩む人は多いことでしょう。しかし、そんなあなたは、“仕事を楽しむ方法”を知らないだけかもしれません。あなたのビジネスライフは、絶対に楽しくできる! 人間関係、スキル、モチベーションに悩む人々に贈る、今すぐ実践できる仕事のヒント。
おすすめコメント
東大法学部に在学中に司法試験に合格し、ハーバード・ビジネス・スクールを日本人としては4人目となる上位5%の成績で卒業、現在ではライフネット生命保険代表取締役社長を務める岩瀬大輔。マンガから飛び出してきたようなエリートである彼は、本書の中でこのように語ります。「人間は生きていくために嫌でも働かなくてはなりません。仕事は自分の好きなことだけをやるわけではないので、当然嫌なことも含まれます。それならいっそのこと、嫌なことを楽しむ方法を覚えたほうがいいと思いませんか?」。簡単なようで難しい「嫌なことを楽しむ」方法を、本書では丁寧に解説してくれます。嫌なことが多くて仕事に行きたくないと悩んでいる方にオススメの一冊です。
成功者の哲学に学べ!
世界一わかりやすい 成功者の名言
インプレス
2015.11.24
この本のあらすじ
何かを極めた人にはその人の成功哲学がある――。
本書では世界的に知名度の高い成功者5名と、広義の成功哲学を著した人物3名、合計8名を取り上げ、それぞれの言葉、それぞれの生き様を解説。単なる解説に留まらず、彼らの考え方を学び取り、それを読者の皆さんがご自身の人生に応用できるようにまとめました。
彼らの生き方を知れば、自分なりの成功法を導き出すヒントが必ず見つかるでしょう!
おすすめコメント
つい先日、Facebook社のCEOのマーク・ザッカーバーグが自身の娘が生まれたのを機に、ザッカーバーグ夫妻が持つ450億ドル(約5.5兆円)にも及ぶFacebook社の株式99%を慈善事業促進のため寄付をするとコメントし、大きな話題になりました。はたから見るととんでもないことのように思えますが、ザッカーバーグの「ビジネスというのは、自分の目標を達成するための手段に過ぎない」という哲学からしたら何ら不思議なことではないのかもしれません。本書ではザッカーバーグ以外にも、スティーブ・ジョブズ、ヘンリー・フォード、ウォーレン・バフェットらの哲学が詰まった名言を紹介しており、一つのことを極めるために必要な「考え方」を学ぶことができます。ほんの少し「考え方」を変えるだけで、仕事が何倍も楽しくなるかもしれませんよ。
いかがでしたか。考え方次第で仕事は楽しくもなるしつまらなくもなるということが分かりますね。さて次週は寒さが厳しい時期なので「心がほっこり温まる小説」をお送りします。クリスマス前ですしオススメの恋愛小説なんかもご紹介できればと思っています。どうぞお楽しみに!