いまこそ読むべき傑作特集
文藝春秋SPECIAL 電子版 2014年秋号
文藝春秋
2014/8/27
この本のあらすじ
毎号、今日本で起きている様々なテーマを設定して特集する「ワンテーママガジン」です。各テーマについて幅広い分野の識者が執筆します。2014年秋号の特集は「忙しすぎるビジネスマンのための新戦争論」です!
おすすめコメント
日本を取り巻く世界情勢は戦後類を見ないほどに緊迫しています。本書は「忙しすぎるビジネスマンのための新戦争論」を特集した2014年8月発売号ですが、池上彰×佐藤優特別対談「戦争を知らなければ世界は分からない」、菅原出「セキュリティのプロに学ぶ 在外邦人の守り方」、橋爪大三郎×大澤真幸「非常事態 安倍総理は決断できるか」、「ひと目でわかる戦争マップ2014」など、いまこそ読まれるべき重要な記事が満載。これだけ内容の充実した雑誌が300円で読めるのは驚きです。
ドローンが切り開く新たな地平とは
HERE COME THE DRONES クリス・アンダーソン:わが愛しのドローン (WIRED Single Stories 014)
コンデナスト・ジャパン
2012/10/25
この本のあらすじ
かつてインターネットが軍事目的で開発され、わたしたちの生活を大きく変えたように、ドローン(自律式無人ヘリコプター)が世界を変えるかもしれない。これまで高価だったドローンは、安価に作ることが可能になり、GPSをはじめ様々な機能を搭載でき、スマホで操作できる便利さも兼ねそなえている。
おすすめコメント
海外版『WIRED』のアーカイブから、未邦訳の傑作記事をお届けする電子書籍限定のシリーズ「WIRED Single Stories」。本書はUS版『WIRED』編集長クリス・アンダーソンが、ドローン(自律式無人ヘリコプター)の登場で今後世界がどのように変わるのかを綴ったもの。少し前ですが、小型のドローンが生き物のように夜の街を飛び回るレクサスのCMがCGじゃないと知ったときの衝撃はすごかったです。日進月歩の業界なので、現在のドローン最新事情といった具合ではありませんが、いま読んでも示唆に富んだとても刺激的な記事です。
このコストパフォーマンスは驚異的!
デキる大人は読んでいる 芥川龍之介
ゴマブックス
2014/1/31
この本のあらすじ
日本人なら誰もが一度は目にしている作品を多く残している日本の文豪のひとり、芥川龍之介。ビジネスシーンの雑談で話題になったとき、要らぬ恥をかかないように名作・傑作を厳選!また読んだことがないという人はもちろん、すでに読んだことのある人もおさらいをかねて日本の文豪「芥川龍之介」の作品を味わおう!
おすすめコメント
シニカルなユーモアと、外国語や漢文などに精通し深い教養に裏打ちされた文章のうまさで、「日本文学史上屈指の才能を誇る作家」と評価されている芥川龍之介。数ある彼の本の中でも、本書はなんと言っても、わずか162円で「羅生門」「蜘蛛の糸」「鼻」「トロッコ」など芥川龍之介の名作26作品が楽しめるという最強のコストパフォーマンスがとても魅力的。“デキる大人は読んでいる”かはちょっと分かりませんが、芥川好きの方にも、芥川を読んでみたいという方にも、自信を持ってオススメできる一冊です。
肉好きの皆様必見です!
BE-PAL アウトドアズマン養成BOOK 男の野外肉料理大全
小学館
2014/10/11
この本のあらすじ
「BE-PAL」が特別編集!アウトドアズマン養成BOOK、第六弾。 キャンプ、BBQといえば肉料理。焚き火料理から、BBQグリル料理、ダッチオーブン料理、薫製料理、世界の肉料理まで、野外で欠かせないとっておきの肉料理レシピを公開!※電子版では、掲載されないページや、一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。
おすすめコメント
駒沢オリンピック公園で開催された、日本全国、 世界各国の肉料理が集まる「肉フェス」。昨年10月に開催された第二回肉フェスでは11日間で延べ421,000人が動員されるなど、いまは空前の肉ブームのまっただ中です。本書はアウトドアならではの豪快肉料理から、ご家庭でも十分活用できる絶品肉料理が、シンプルなイラストを添えてたくさん紹介されています。自分でもおいしい肉料理を作りたいという肉好きの皆様に是非オススメしたい一冊です。
ゲーム好きのための子育て指南書
ゲームばっかりしてなさい。-12歳の息子を育ててくれたゲームたち-
KADOKAWA / エンターブレイン
2012/9/27
この本のあらすじ
おとうさん、いっしょにあそぼうよ。 かつて週刊ファミ通に連載されたコラム「浜村通信」から、親子の交流をテーマにしたエピソードを中心に再編集。子どもとの接しかたについて悩みを持つ30歳代、40歳代の両親に、さまざまなヒントを与えてくれる本です。
おすすめコメント
「子育てとテレビゲーム」というのは意外に難しいテーマです。いまだに、子どもの道徳観、精神育成などに対しての悪影響が声高に叫ばれる事もしばしばありますが、本書はゲームが子どもの成長に与える良い影響を、著者の実体験としてリアルに紹介してくれます。といっても、ただ闇雲なゲーム礼賛ではなく、レーティングや時間制限など親として注意する点もしっかり伝えてくれていて、とても信頼できるゲーム本です。本書内で紹介されている「(子育てにおけるゲームは)よい悪いではなく、使いかた次第だ」という有識者コメントが印象的でした。
世紀の大ベストセラーがこの価格で!?
歌川広重 東海道五十三次
ゴマブックス
2014/1/17
この本のあらすじ
『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道の一つ、江戸~京都を結ぶ「東海道」の宿駅を描いた全五十五図の浮世絵木版画の連作。葛飾北斎の『冨嶷三十六景』とともに、世界の芸術家に影響を与えた日本の代表的な作品です。細かく描きこまれた旅人達の様子や、雄大な富士山の描かれ方など、鑑賞ポイントが分かる解説付で、最も知名度が高い初版、保永堂版『東海道五十三次』の全五十五図をご紹介します。
おすすめコメント
海外の画家にも多大な影響を与えた歌川広重。1833年に出版された『東海道五十三次』は大ベストセラーになり、浮世絵に風景画のジャンルを確立させる事となりました。本書では『東海道五十三次』全作品とその直接的な作品解説のみならず、当時の人々の暮らしぶりや風俗なども丁寧に紹介されているので、時代を超えて当時の東海道を旅しているような素敵な気分になれます。浮世絵や歌川広重に興味があったけど、高い画集を買うのはちょっと、、、といった方に最適な入門書としてオススメです。
価格が安いものは陳腐なものと考えるのは、高価なものは良いものだろうと決めつけるのと同じくらい安直ではないでしょうか。安い本にも良いものはたくさんあります!賢く節約したお金で、ときにはパーッと贅沢に本を買ってみるのも良いかもしれませんね。