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2013/10/4 更新
山崎豊子
文藝春秋
おすすめコメント
毎朝新聞政治部記者の弓成亮太は、自他共に認める花形記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成は日米間にある密約が結ばれようとしていることに気づいた。しかし物証がない。熾烈なスクープ合戦の中、弓成に蠱惑的な女性の影が……。大スクープか、取材源の秘匿かと迷ううち、事態は急変。「外務省機密漏洩事件」に材をとり、国家権力に叩きのめされた男の挫折と再生劇として甦らせた、構想10年・毎日出版文化賞特別賞受賞の傑作。 去る2013年9月29日、山崎豊子さんが亡くなりました。88歳でした。『白い巨塔』や『大地の子』など、社会問題を鋭く突いた作品の数々は、その多くが映画やドラマになりました。本作『運命の人』は2009年に発表された最後の作品。週刊新潮で執筆中だった『約束の海』は、遺された第20回まで連載されるそうです。ご冥福をお祈りいたします。 (K)
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毎朝新聞政治部記者の弓成亮太は、自他共に認める花形記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成は日米間にある密約が結ばれようとしていることに気づいた。しかし物証がない。熾烈なスクープ合戦の中、弓成に蠱惑的な女性の影が……。大スクープか、取材源の秘匿かと迷ううち、事態は急変。「外務省機密漏洩事件」に材をとり、国家権力に叩きのめされた男の挫折と再生劇として甦らせた、構想10年・毎日出版文化賞特別賞受賞の傑作。
去る2013年9月29日、山崎豊子さんが亡くなりました。88歳でした。『白い巨塔』や『大地の子』など、社会問題を鋭く突いた作品の数々は、その多くが映画やドラマになりました。本作『運命の人』は2009年に発表された最後の作品。週刊新潮で執筆中だった『約束の海』は、遺された第20回まで連載されるそうです。ご冥福をお祈りいたします。 (K)