まるで出席を取るみたいに、先生はみんなを殺し続けたんだ。
月9ドラマになった『鍵のかかった部屋』シリーズや、現在テレビアニメ放送中の『新世界より』など、立て続けに著作が映像化されている人気作家・貴志祐介。『十三番目の人格 ISOLA』や『黒い家』など、ホラーの名手として名高い彼の作品『悪の教典』が、三池崇史監督の手により映画化されます。高い知性を持つサイコパス・蓮実を演じるのは、『海猿』シリーズで“正義のヒーロー”とも言える海上保安官を演じた伊藤英明。宝島社「このミステリーがすごい!2011(国内編)」や第1回山田風太郎賞などを受賞した戦慄のホラー、映像で確認するのが楽しみなような、恐ろしいような。映画は11月10日より公開、R15+指定です。
【原作あらすじ】
晨光(しんこう)学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムにサイコパスが紛れこんだとき──。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。